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山野愛子泥んこ美容法の創始者 山野愛子の生きざま

日本に美容のカリスマ的存在とも言える山野愛子氏。

1909年(明治42年)1月20に東京の向島で末っ子として生まれました。

実家は洋食店を経営していて、そこそこ繁盛していましたが生来浮気性の父親は店が終わると愛人のところに入りびたり、それを側で見ながら育ったそうです。

そんな家庭環境であったためか、母親はことあるごとに娘の山野愛子氏に「これからは女性も自立する時代だ」と説いていたそうです。

そして関東大震災を経験して、女性被災者の様子を見て美容の大切さを痛感して、1925年16歳の時に向島で髪結い(今の美容室)「松の家」を開業します。

山野愛子氏の「松の家」は日本で初めてパーマを取り入れた美容室で、その後パーマを普及させた第一人者でもあります。

 

1934年には東京の日本橋蛎殻町に山野美容講習所を開設して、スタイリストの育成を手掛けるようになりました。

そして。1954年には日本美容師総合連合会会長に就任し、1961年にはアメリカのロサンゼルスにヤマノビューティカレッジを開設して国内外の美容業界の発展に尽力を注ぐようになったのです。

こうしたことが評価されて、1967年には女性として初めて藍綬褒章を受章し、その後も山野美容芸術学校や山野美容専門学校を開設して、日本美容業界のパイオニアとして献身したのでした。

 

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